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ノルド・ストリーム(のるど・すとりーむ Nord Stream)とは、バルト海底を経由してロシア・ドイツ間をつないだ天然ガスのパイプラインのことである。2005年、ウラジーミル・プーチン大統領がドイツを訪問した際に結ばれた協定をもとにして、海底部に74億ユーロ(約8000億円)、陸部に約60億ユーロ(約6500億円)、の総工費約134億ユーロ(約1兆4500億円)、の費用を投下して、2011年11月8日に稼働を開始した。 == 概要 == ヴィボルグ(ロシア連邦レニングラード州)からグライフスヴァルト(ドイツ)までの予定線は1200キロメートルに及び、地下のパイプラインとしては最長になる。 計画の主な特徴としては以下の2点が挙げられる。 *輸送量は年間550億立方メートル(2系列) *パイプが敷設される海の最大水深は210メートル 建設費用はおよそ9000億円。主に西シベリアのユジノルスコエから「ノルド・ストリーム」によって移送される天然ガスは、ヨーロッパにおける需要の3割をまかなうと推計されている。2012年完成予定。 事業主体である「ノルド・ストリームAG」には露ガスプロムが51%を出資し、そのほかにドイツや オランダなどの企業も参加している。ガスプロムの事実上の子会社である「ノルド・ストリームAG」にシュレーダー元首相が役員として加わったことで話題となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ノルド・ストリーム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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