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ノルン語[のるんご]
ノルン語(ノルンご、Norn)は、スコットランドの北に位置するオークニー諸島、シェトランド諸島、ケイスネスでかつて話されていたインド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派北ゲルマン語群西スカンジナビア諸語に属する言語である。後に、これらの地域の言語はスコットランド低地語諸島部方言に置き換わる。 ==歴史==
オークニー諸島、シェトランド諸島は、ピクト人によりブリソン諸語が用いられていた地域であり、その後、ゲール人の影響下にあり、古アイルランド語も存在した。しかし、古ノルド語を話すヴァイキングのノース人が8世紀から9世紀にかけて侵略し、875年にノルウェー王国に併合され〔Thomson (2008) p. 24〕、用いられる言語は古西ノルド語となり、これがノルン語となる。しかし、1468年にこれらの地域がスコットランドの貴族に貸し出されてスコットランド王国の領土となり、ノルン語の地位は低下していき、ついに18世紀にはほとんど用いられなくなり、遅くとも19世紀頃には消滅を迎えることとなった。そしてスコットランド低地語諸島部方言が用いられていることとなる〔"Velkomen!" nornlanguage.com. Retrieved 8 Mar 2011.〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ノルン語」の詳細全文を読む
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