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ノンデリバラブル・フォワード : ウィキペディア日本語版 | ノンデリバラブル・フォワード
ノンデリバラブル・フォワード(英: non-deliverable forward, NDF)とは、先渡取引(forward)または先物取引(futures)のうち、実物や実際の外貨の受渡しを行うのではなく、両当事者が取引時に決定したNDF価格と決済期日における実勢直物価格の差額を想定元本に乗じた額を米ドルなどで決済するもの。外国為替や商品をはじめとするさまざまな市場で用いられている。 以後、主に通貨のNDFについて記述する。 == 市場 == 通貨のNDFについて取引所は開設されておらず、店頭市場で取引される。NDFは1990年代に取引が活発になった。資本規制を実施している新興国の通貨は、オフショアで調達することができないため、普通の先渡取引を行うことができず、そのためNDF市場が発達した。ほとんどのNDFの差金決済は米ドルで行われる。 もっとも活発な銀行は1か月物から1年物までのNDF価格を提示しており、一部行は求めに応じて2年物価格も提示する。一般的な1か月・2か月・3か月物のほかに、特異な日付を期日とするNDFも提供される。NDFの価格は通常、参照通貨と米ドルとの間のレート(例: KRW/USD)について提示される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ノンデリバラブル・フォワード」の詳細全文を読む
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