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ノー・ニューヨーク
ノー・ニューヨーク(No New York)は、1978年にアンティルス・レコード(en、アイランド・レコードのサブレーベル)からリリースされたコンピレーション・アルバムである。プロデューサーはブライアン・イーノ。このアルバムには4組のアーティストしか参加していないが、1970年代後半に発生したジャンルであるノー・ウェーブのきっかけとなったアルバムとして知られる。 == 背景 ==
1970年代のニューヨークにおいて、ソーホーにあるアーティスト・スペース(en)というギャラリーで、ロックフェスティバルが4日間開かれた〔Reynolds, 2006. p.146〕。そのライヴの3日目(金曜日)にDNAとザ・コントーションズ(en)が出演、つづく最終日(土曜日)にはマーズ(en)とティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークス(en)が出演した〔。そのライヴの観客の中に、トーキング・ヘッズのセカンドアルバム「モア・ソングス」のマスタリングのためにニューヨークに来ていたブライアン・イーノがいた〔。イーノはこの4組のバンドに興味を持ち、これらのバンドによるノー・ウェーブのコンピレーションを、自ら監修してリリースする案を思いついた〔Reynolds, 2006. p.147〕。 なお、このライヴの様子はオープンリールで録音されたが、消失して現存しない〔『アフター・アワーズ』(2001) p.40〕。
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