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オオカミ
オオカミ(狼、、)は、ネコ目(食肉目)イヌ科イヌ属に属する哺乳動物。広義には近縁種も含めることがあるが、通常はタイリクオオカミ(ハイイロオオカミ、''Canis lupus'')一種を指す。多数の亜種が認められている。同属の近縁種としてアメリカアカオオカミ、コヨーテ、アビシニアジャッカル(エチオピアオオカミ)などがいる。 == イヌとの関係 == 従来はオオカミの近縁種とされていたイヌ(イエイヌ)は、近年ではオオカミの一亜種 ''Canis lupus familiaris'' とする見方が主流になりつつある(→イヌの起源)。ただし、日常語としての「オオカミ」には通常、イヌは含まれない。イヌはオオカミが飼い馴らされて家畜化したものと考えられている。 アメリカアカオオカミ、コヨーテ、アビシニアジャッカルとは相互に交配可能で、野生下でも雑種個体が生じ、繁殖力も有しているため生物学的種の定義に照らせば亜種であり、別種ではない。種と亜種の区分は慣習的不合理性が残存していることの一例である。亜種によっては絶滅が危惧される。日本で古来「狼」と呼ばれてきた動物は絶滅したとされるニホンオオカミであり、タイリクオオカミの一亜種と見なされる。ニホンオオカミは、12万 - 13万年前に枝分かれした亜種であり、ハイイロオオカミと同じ種であるとの遺伝子解析結果を、岐阜大の石黒直隆教授と松村秀一教授らのチームがまとめた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オオカミ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Gray wolf 」があります。
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