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ハイスピードカメラ
ハイスピードカメラ (''High speed camera'') とは、高速現象を撮影することを目的としたカメラ装置である。 古くは旧来のフィルムを記録媒体に用いたフィルム式ハイスピードカメラ(フィルムを高速回転しながら撮影)が主流であったが、現在では記録部に半導体デジタルメモリ(DRAM)を用い、記録速度を速めたものが主流となっている。デジタル記録方式のカメラ技術が進んだため、フィルム方式のハイスピードカメラはその取り扱いの煩雑さやコストの面からもほぼ終息した。ただし、フィルムが持つ情報量はデジタルのそれを遙かに凌駕しており、解像力を重視する映画やCMの現場、濃度情報を重要視するテーマ(燃焼など)を抱える研究・開発系の現場ではまだフィルムカメラが多用されている。こうした業界へもデジタル方式のハイスピードカメラは浸透し始めており、フィルム式ハイスピードカメラの稼働率は確実に低下している。 == 呼称 == ハイスピードカメラとハイスピードシャッターカメラを混同するケースがあるが、ハイスピードカメラは1秒間に30フレーム(コマ)を超えるフレーム(コマ)を連続的に撮影できるカメラのことであり、シャッターカメラはあくまでも1フレーム(コマ)を撮影する間の露出時間が短いカメラのことを指す。また、ハイスピードカメラで撮影した映像を通常のコマ数(映画では秒速24コマ)で再生すると、通常の速度の減少がスローモーションとして見えるため、スーパースローカメラと称されることがある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハイスピードカメラ」の詳細全文を読む
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