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ハイドラ70ロケット弾(ハイドラ70ロケットだん)は、アメリカ軍の航空機搭載型小翼折り畳み式ロケット弾シリーズである。1948年に開発されたMk4 FFAR マイティ・マウスの後継として1972年より〔最初の生産型であるMk66 Mod0が完成したのは1972年であったが生産数は少数であり、量産されたのはアメリカ陸軍向けMod1とアメリカ空軍向けMod2から。Mod2の開発着手が1981年、量産開始されたのは1986年1月であった。〕〔2.75-Inch Rockets -- Designation-Systems.Net 〕使用されている。 == 基本構造 == ハイドラ70 2.75inロケット弾ファミリー(以下ハイドラ70)は、直径2.75インチ(70mm)の航空機発射ロケット弾で、構造はMk66 ロケット・モーターに各種弾頭を組み合わせたものである。 Mk66は全長1.06m、弾体直径70mm、重量6.2kg、展開時尾翼幅0.168mで、先端に弾頭を取り付けるネジ部、中央部分にダブルベース固体推進薬と点火装置を内蔵する。弾体には溝が切られており、これにより弾体を発射直前に毎分600回転させ、発射直後、低速時の弾道を安定させる。外側には弧状断面を持つ3枚の取り巻き型翼が収納され、発射後展開して空力により弾体を毎分2,100回転させ、弾道を安定させる。 また、各種弾頭、信管は事前に組み合わされて戦地に送られる。どのモデルも、最小射程は300m、最大射程は弾頭の重量によって異なるが、8,000mほどである。 取り巻き型翼を備えるハイドラ70のようなロケット弾の形態は、英語では「Wrap-Around Fin Aerial Rocket(取り巻き型翼空中発射ロケット弾、略してWAFAR)」とも記述される〔#航空機搭載兵器 p.168-171〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハイドラ70ロケット弾」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hydra 70 」があります。 スポンサード リンク
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