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ハイドロタルク石[はいどろたるくせき]
ハイドロタルク石 () は、炭酸塩鉱物の一種。化学組成は Mg6Al2(CO3)(OH)16·4(H2O)、結晶系は三方晶系。ハイドロタルカイト、ヒドロタルサイト、ヒドロタルシトとも呼ばれる。天然に産出する粘土鉱物の一種である。 == 性質・特徴 == 層状構造を持ち、層間に陰イオンを取り込む性質を持つ。人工物はこの性質を利用して、制酸剤や塩化ビニールの安定剤としての用途がある。 炭素の放射性同位体をマーカーにした実験では、空気中から1gあたり4ccの二酸化炭素を取り込んで、数日から1週間程度で元々保持していた炭酸イオンと交換している事が判明している。この交換は一方的な吸着や放出ではなく、循環して行われている。この性質は鉱物では初の発見である。また、二酸化炭素より分子径の小さな窒素は取り込まない事も判明している〔Dynamic Breathing of CO2 by Hydrotalcite ''Journal of the American Chemical Society'' 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハイドロタルク石」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hydrotalcite 」があります。
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