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ハイパス()は、大韓民国で高速国道の通行料金を無線通信を利用して支払うことができるようにするノンストップ自動料金収受システムである。2007年に導入された。 仕組みは日本のETCに近い。 == 利用方法 == ハイパスは、送受信機能を持った車両端末機に電子カードを挿入して利用する。車両端末機は、韓国道路公社営業所や高速道路休憩所、オンラインショッピングモールなどで販売されている。電子カードは、あらかじめチャージして使用する先払い式の「ハイパスプラスカード」と、各クレジットカード会社が発行する後払い式(ポストペイ)の「ハイパスカード」の2種類がある。なお「ハイパスプラスカード」には、記名式と無記名式があり、記名式では、インターネットでの利用履歴照会や、紛失時の残高補償が受けられる。電子カードは、端末機がなくても料金所で職員にカードを渡す方法でも利用できる。 端末機によって異なるが、一般的に電源を入れればカードの種類がしばらく表示され、その後常時残額が表示され(カードがない場合はカードなし、カードが正常に認識できない場合カードエラーと表示される)車両端末機の電源を入れたまま料金所の専用レーンを30km/h以下で通過すれば料金が計算される。(高速道路に進入する際には料金が0ウォンと表示される)一部端末機では料金所通過時、通行料金と残額を音声で知らせる機能がある。 いまだに、高速バス車両などを除いてハイパスの車両端末機の普及率が高くなく、民間資本高速道路にはソウル外郭循環高速道路、仁川国際空港高速道路を除いてハイパス専用車線がない。一部料金所では、ハイパス、一般車の混在レーンとなっているところもある。料金を支払わずハイパス専用車線を通過すれば、遮断機が降りて車両の逃走を防いでいる。一部の料金所では車両が通過するときのみ遮断機を上げたりもするので、ハイパス専用レーンに一般車両が進入すれば後続車両の通行の支障にもなりかねない。〔実際、日本のETCにおいて何らかのトラブルで遮断機が開かなかったことを原因とする追突事故が発生している。〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハイパス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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