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ハイパフォリン : ウィキペディア日本語版
ハイパフォリン

ヒペルホリン (hyperforin) あるいはハイパフォリンプレニル化フロログルシノールの一種で、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)の抽出物に含まれる主成分の一つ。
==薬理作用==
ハイパフォリンはセント・ジョーンズ・ワートの抽出物の抗うつ作用の主要な有効成分であると考えられている。ハイパフォリンはセロトニンドーパミンノルアドレナリンγ-アミノ酪酸(GABA)、グルタミン酸などの神経伝達物質の取り込みを阻害することが示されている。
ハイパフォリンは神経軸索の発芽を制御するイオンチャネルTRPC6の活性化因子として特定化されている。ハイパフォリンの神経伝達物質取り込み阻害作用は、TRPC6の活性化によって神経細胞内へのナトリウムおよびカルシウムイオンの取り込みが起きることから説明される。ハイパフォリンはプレグナンX受容体(PXR)に結合することによって酵素シトクロムP450(CYP3A4およびCYP2C9)を誘導する作用ももつと考えられている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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