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ハイパー放射ミサイル : ウィキペディア日本語版
ハイパー放射ミサイル[はいぱーほうしゃみさいる]

ハイパー放射ミサイル(ハイパーほうしゃミサイル)〔初期設定及び劇場公開前の1983年1月にニッポン放送で放送されたラジオドラマでは、ハイパー熱核ミサイル。〕は、アニメ映画『宇宙戦艦ヤマト 完結編』に登場する架空のミサイル兵器。
== 概要 ==
ディンギル帝国の使用する艦隊決戦兵器。ミサイルというよりは徹甲榴弾に近い性質を持ち、弾頭部が装甲を貫通し、装甲を溶融した直後に胴体部が縮んで起爆する。そして、爆発によって内側から敵艦を破壊すると同時に地球にとっては未知の放射性物質を艦内へ放出して乗組員を殺傷する。
宇宙戦艦ヤマトシリーズ』における艦隊決戦兵器には、波動砲をはじめデスラー砲ブラックホール砲など、戦略や戦術の目的により様々なものが存在するが、「装備艦が限定されている」「発射には制約条件がある」などの制限が存在する。一方、ハイパー放射ミサイルは水雷艇移動要塞母艦などに搭載されるため、通常兵器と同様の運用が可能である。しかし、ハイパー放射ミサイルにもそれ自体が消耗品で絶えざる補充を必要とするという制限があり、それはディンギル艦隊自体の行動範囲や行動期間の制限にもつながった。
単体の破壊力こそ大きくないものの、飽和攻撃で大型艦や敵艦隊を殲滅する点に特徴がある。しかし、ヤマト以外の艦船は戦艦であろうとも1発、ヤマトでも2発で行動不能にするほどの破壊力を持つ強力な兵器であることに変わりはない。
戦艦の装甲を破るほどの頑丈さと高速のためか、パルスレーザー砲や迎撃ミサイルによる迎撃も困難であり、被害を防ぐためには発射される前に水雷艇の方を撃沈するしかない。
なお、ミサイルとしての誘導性能は意外に低く、命中精度はあまり高くない。発射母機が水雷艇であることや運用方法から、兵器としての性格はミサイルというよりも20世紀前半の無誘導魚雷に近いことがうかがえる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハイパー放射ミサイル」の詳細全文を読む



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