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ハウスウェルネスフーズ株式会社は、日本の健康食品・飲料メーカーである。ハウス食品グループ本社の完全子会社。本社は兵庫県伊丹市に所在する。 本項では、前身の武田食品工業株式会社(たけだしょくひんこうぎょう)についても解説する。 == 略歴・概要 == * 1957年11月18日に武田薬品工業株式会社の食品部門子会社として「武田食品工業株式会社」が設立される。社章は武田薬品本体と同じウロコマークだが、武田薬品がウロコマークが赤、取り囲む色が白に対しウロコマークが白、それを取り囲む色が赤と反転した物を用いていた。一般にはTAKEDA FOOD(タケダ・フード)のブランド名で知られた。 * 当初はうま味調味料・いの一番と清涼飲料水・プラッシーを製造し、全国の米穀店などで販売していた。 * 1984年に武田薬品より営業移管を受けてコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの食品売り場に展開され、製販一貫体制が確立される。 * 1990年から「C1000」シリーズ3品を販売開始。その後、1991年に「ビタミンレモン」、「レモンウォーター」などを発売し、「C1000」ブランドを確立、ビタミンC配合食品のロングセラーブランドとなった。 * その後、武田薬品はリストラの一環として、2002年4月1日の調味料(いの一番・だし本番等)事業を麒麟麦酒株式会社(当時。現:キリンホールディングス株式会社)との合弁で設立した新会社「武田キリン食品株式会社」(後のキリンフードテック株式会社→キリン協和フーズ株式会社→MCフードスペシャリティーズ株式会社)に移譲したのに続き、2005年12月26日、武田食品工業の事業を2006年にハウス食品株式会社と武田薬品の合弁による新会社へ移行し、設立から18ヵ月後の2007年内を目処にハウス食品が新会社を完全子会社化することを発表した。 * 武田食品工業の売却について、ネスレグループやロッテなど複数の食品メーカーも買収の名乗りを上げていた。中でも、ロッテは最終交渉段階まで話を進めていた。 * しかし、ハウス食品の提示金額が300億円と最も高額であったこと、武田食品工業の本社のある伊丹市とハウス食品が本社を置く東大阪市とが距離的に近く、従業員の転居の負担が小さいことから、武田サイドは売却先にハウスを選択した。 * また、ハウスはウコンの力など健康食品事業を重視しており、武田食品工業が培った事業が主力事業として活かされると、長谷川閑史武田薬品工業社長(当時)は述べている。当時、ヘッジファンドのスティール・パートナーズはハウス食品の株式の7.1%を保有しており、ハウスの持つ550億円の余剰資金を企業価値を高めるために使うよう後押ししたとみられている * 2006年4月3日に合弁新会社「ハウスウェルネスフーズ株式会社」を設立し、武田食品工業の事業を引き継いだ。 * これと同時に、看板商品である「C1000タケダ」も単に「C1000」と呼ばれるようになった。そして2007年10月1日、ハウス食品(旧会社、現:ハウス食品グループ本社)が武田薬品保有分のハウスウェルネスフーズ株を全て譲り受け完全子会社化し、武田薬品は食品事業から完全に撤退した。 * 2008年には、ハウスウェルネスフーズとしてはじめてのC1000シリーズの大型新商品「C1000 1日分のビタミン」を発売。 * 2009年4月より同社の主力商品である「C1000」は、「げんき」+「きいろ」の造語による「げんきいろプロジェクト」と題し、『C1000でみんなの元気をつなぐ』が合言葉の、新たなプロモーション活動を開始した。 * 2010年8月18日には「げんきいろプロジェクト」の一環のWebキャンペーンとして、漫画家の今日マチ子がTwitterサポーターのツイートから着想を得て執筆し、Webコミックを連載するという「きいろいきもち」を開始した。東京デザイン専門学校、ファッション雑誌のan・anとのタイアップも展開。 * 2013年10月1日にハウス食品は持株会社体制に移行し、ハウスウェルネスフーズはハウス食品グループ本社の子会社となった。。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハウスウェルネスフーズ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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