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ハエカビ亜門 : ウィキペディア日本語版
ハエカビ目[はえかびめ]

ハエカビ目 (Entomophthorales) は、接合菌に含まれる分類群のひとつである。寄生菌が多く、菌糸が発達しないこと、独特の射出胞子をもつことが特徴である。
== 概説 ==
ハエカビ目は、6科22属、200種近い種を含み、接合菌綱では最大の(かもしれない)群である。その大部分は寄生菌で、多くは昆虫病原体である。他に藻類やシダ類の前葉体に寄生するもの、線虫などの無脊椎動物に寄生するものがあり、ごく一部の群が自由生活である。また、人間を含む脊椎動物の病原体となる場合がある種も含まれる。ただし、これに含まれる群が単系統であるかどうかには議論があり、一部の群を独立させるなどの説が浮上している。
最もよく知られているのは''ハエカビ'' (''Entomophthora'') であり、代表的な種である ''E. muscae'' は普通なハエ類に寄生し、殺してしまう。死んだハエが壁などに張り付いていて、その周辺に白い粉が散っていれば、多分これで、回りの粉は射出された胞子である。他にも昆虫の病原菌となるものがあり、天敵防除の観点から注目されているものがある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハエカビ目」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Entomophthorales 」があります。



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