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ハエトリシメジ
ハエトリシメジ(蠅取占地、学名:''Tricholoma muscarium'')は、ハラタケ目キシメジ科キシメジ属の日本特産のキノコである。 == 特徴 == このキノコを火にあぶり水に浸したものにハエに対する誘因性と殺虫性があるので、ハエ取りに利用していたことからこの名前がある。種名の''muscarium''も「ハエに関する」に由来する。 名前から毒キノコのようにも思えるが、ハエにとっては有毒であっても、ヒトにとってはうま味成分のトリコロミン酸〔邦産キノコの成分研究 (第1報) ハエトリシメジより殺蠅成分の分離 藥學雜誌 Vol.84 (1964) No.12 P1183-1186, 〕を含み食用になる。ただし、ハエトリシメジには類縁体のイボテン酸〔邦産キノコの成分研究 (第2報) イボテングタケより殺蠅成分の分離 藥學雜誌 Vol.84 (1964) No.12 P1186-1188, 〕も含まれる。このイボテン酸もうま味成分であるが、テングタケやベニテングタケにも含まれる毒成分であるため、ハエトリシメジを大量に食べるべきではない。食べ過ぎると悪酔い状態(精神高揚あるいは精神抑制、錯乱、幻覚、震え、痙攣など)になることがある。 テングタケも、同様にハエに対する誘因性と殺虫性があることから一部地域では「ハエトリダケ」と呼ばれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハエトリシメジ」の詳細全文を読む
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