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ハクセンナズナ : ウィキペディア日本語版
ハクセンナズナ

ハクセンナズナ(白鮮薺、学名:''Macropodium pterospermum'')は、アブラナ科ハクセンナズナ属多年草
== 特徴 ==
は分枝しないで、直立し、高さは100cmになる。根出葉には葉柄があり、形は広卵形になる。茎につくは、下部のものには葉柄があるが、上部のものにはほとんどない。茎葉は長さ5-12cm、幅1-5cmの長卵形から広披針形で、先端は鋭尖形、基部は心形からくさび形、縁には鋸歯があり、表面は無毛で裏面の葉脈上に細毛が生える。
花期は7-8月。茎の先端に長さ15-40cmの総状花序をつけ、下の方から咲く。花序と水平に開く小花柄に細毛が密生する。は白色の4弁花で、花弁は長さ5-6mmの線形。萼片は淡紫色で、4個あり、長さ約5mmの広線形。雄蕊は6個あり、うち内側の4個が花弁より長く突出し、長さ8-10mmになる。雌蕊は1個で長さ3.5mm。長角果は長さ2-4cm、幅4mmの広線形で、長い柄がある。種子は長さ2mmの楕円形で、広い翼がつく。
和名の由来は、花がミカン科のハクセン(白鮮)に似るナズナ(薺)から〔『日本の野生植物 草本 II離弁花類』p.128〕。種小名 ''pterospermum'' は、「翼のある種子の」の意味〔『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』p.414〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハクセンナズナ」の詳細全文を読む



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