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ハタネズミ : ウィキペディア日本語版
ハタネズミ

ハタネズミ(畑鼠、)は、茶褐色で尾の短い日本固有種ハタネズミである。哺乳綱ネズミ目キヌゲネズミ科に分類される。ニホンハタネズミとも呼ぶ。成獣は頭胴長9.5~13.6cm、尾長2.9~5.0cm体重22~62gほどである。南部に生息する個体のほうが体が大きめである。背面の毛色は茶色または灰黄赤色で、腹面は灰白色となる。
本州九州佐渡島能登島に分布する。造林地や高山のハイマツ帯、河川敷や田畑などの地表から地中約50cmの間に、網目状の巣穴を掘り生活している。イネ科キク科を中心とする草を食べる。秋になると巣穴に食料を貯える。冬は雪の下に巣穴を掘ることもある。時々大発生し、イネ、サツマイモやニンジンなどの根菜、造林地などの樹木、果樹に大きな被害を及ぼすことがある。捕食者はイタチトビヘビなどである。
夜行性。日没と日の出前の2,3時間に活動することが多い。生まれたての子は無毛で目が閉じている。生後6日ほどで切歯が生え、生後10日ほどで目が開き、巣の周りを動き回るようになる。寿命は約1年で、オスよりメスのほうが長生きである。
== 亜種 ==

*アカハタネズミ(''M. m. brevicorpus'') 佐渡に生息(徳田御稔が記載)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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