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ハダカホオズキ ''Tubocapsicum anomalum'' は、ナス科の草本。秋に真っ赤な実をぶら下げるようにつける。 == 特徴 == 全体に毛のない多年生の草本〔以下、記載は主として初島(1975),p.541〕。地下には太い根がある。草丈は60-90cm〔佐竹他(1981),p92-93〕、時に1mに達する。直立する茎はよく分枝し、全体に緑色。分枝はやや叉状〔北村他(1957),p.157〕。葉は互生し、卵状楕円形から卵形、膜質で軟らかく、先端と基部は細長く尖り、縁は滑らか。長さ5-22cmで葉柄は3-10cm、葉身の基部は細まって葉柄に続く。 花期は8-9月〔佐竹他(1981),p93〕。葉は葉腋から1-2個、時に4個まで束になって生じ、長さ1.5-2.5cmの細い柄があって〔北村他(1957),p.157〕、垂れ下がって開花する。花は白から次第に淡黄色になる。萼は湾状で先端が切れたように平らになり、ほとんど裂けない。花冠は長さ5mm、径8mmほどで短い鐘状、基部はやや筒状になり、先端は5裂し、その裂片は反り返る。雄蘂は花筒とほぼ同じ長さで葯は長さ1mm。 液果は球形で径6-7mm、赤く熟する。萼は果実になるときに僅かに膨らむが、ホオズキ属のように果実を包むまで膨らむことはない。また花柄も先端がやや太くなる〔北村他(1957),p.157〕。種子は扁平で長さ約1.5mm。 果実がホオズキのように袋に包まれておらず、裸であることからこの名がある〔林編(2009),p.196〕。 File:Tubacapsicum anomalum hadakahozuki001.jpg|全草 File:Tubacapsicum anomalum hadakahozuki005.JPG|花 File:Tubacapsicum anomalum hadakahozuki003.jpg|果実の様子 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハダカホオズキ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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