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ハチゴロウの戸島湿地 : ウィキペディア日本語版
ハチゴロウの戸島湿地[はちごろうのとしましっち]
ハチゴロウの戸島湿地(はちごろうのとしましっち)は、兵庫県豊岡市城崎町戸島地区にある市立湿地山陰海岸国立公園第3種特別地域に指定された環境保全拠点で、ラムサール条約登録地の「円山川下流域・周辺水田」に含まれている。
== 概要 ==
山陰海岸国立公園日本の重要湿地500に指定された円山川の右岸に位置し、円山川からの淡水日本海からの汽水からの湧水が混在する面積3.8haの湿地である。
日本では1971年に絶滅した環境省レッドデータブック絶滅危惧種IA類に指定されている特別天然記念物コウノトリの生息拠点となっているほか、絶滅危惧種II類に指定されている一年草ミズアオイが大量に群生しており、その規模は日本有数と評価されている。他にもアサザ属ヒメシロアサザ、ミズオオバコなどの稀少水生植物、ナマズハゼなどの魚類が生息している。このような様々な貴重種が生息することから「生態系の宝庫」とも言われている。
2002年に雄の野生コウノトリが飛来して以降、コウノトリ野生復帰事業の一環として豊岡市が整備を進め、2009年4月2日に完成した。同施設では管理棟・野鳥観察棟、人口巣塔をはじめ、淡水湿地、汽水湿地、山際湿地などの各種湿地が整備されておりコウノトリをはじめとした野鳥の生息拠点として、環境教育の拠点として、あるいは観光拠点としても活用されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハチゴロウの戸島湿地」の詳細全文を読む



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