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ハッサン・ヌダム・ヌジカム(Hassan N'Dam N'Jikam、男性、1984年2月18日 - )は、フランスのプロボクサー。カメルーンヤウンデ出身。元WBA世界ミドル級暫定王者。第21代WBO世界ミドル級王者。 ==来歴== アマチュア時代は2003年にアフリカ競技大会で銀メダルを獲得。同じくアフリカアマチュアボクシング選手権で地元ヤウンデ大会で金メダルをいずれもミドル級で獲得している。アテネオリンピックに出場し、ミドル級ベスト8の成績を残し、2004年にフランスに国籍を変更。プロ選手に転向した。 2004年12月4日、フランスでプロデビュー。3回TKO勝ち。 2010年6月12日、モロッコ・マラケシュのジャマ・エル・フナ広場でオマー・ガブリエル・ウェイス(アルゼンチン)とWBAインターナショナルミドル級王座決定戦を行い、8回KO勝ちを収め、王座を獲得した。 2010年10月30日、パリのパレ・デ・スポール・ポルト・ド・ヴェルサイユでアヴタンディル・クルツィヅェ(グルジア)とWBA世界ミドル級暫定王座決定戦を行い、3-0(117-111、115-114が2者)の判定勝ちを収め王座を獲得した〔アフリカのヌジカム暫定王者に WBAミドル級 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年10月31日〕。 2011年4月2日、ル・カネでジョバンニ・ロレンソ(ドミニカ共和国)と初防衛戦を行い、5回にヌジカム自身がプロ初ダウンを奪われたが終始リードを保ち3-0(116-110、119-110、119-109)の判定勝ちを収め初防衛に成功した〔ウロダルチェク、フック、ヌジカムの3王者防衛 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年4月3日〕。 2012年1月5日、自身の他、パイパロープ・ゴーキャットジム(ミニマム級)、ホセ・アルフレド・ロドリゲス(ライトフライ級)、ファン・カルロス・レベコ(フライ級)、リボリオ・ソリス(スーパーフライ級)、ウーゴ・ルイス(バンタム級)、ギレルモ・リゴンドウ(スーパーバンタム級)、 ブライアン・バスケス(スーパーフェザー級)、リカルド・アブリル(ライト級)、ヨハン・ペレス(スーパーライト級)、イスマエル・エル・マスウーディ(ウェルター級)、アンソニー・ムンディン(スーパーウェルター級)、ブライアン・マギー(スーパーミドル級)、デニス・レベデフ(クルーザー級)の17階級中14階級の暫定王者が世界ランキング1位にランクインされた〔WBA公式サイト WBA Official Ratings as of November/December 2011参照 〕 〔暫定王座が剥奪されたわけではないので、正規王者が長期離脱するような緊急性がある場合は暫定王座の防衛戦を行うことができる。正規王者の指名試合の対戦相手の最有力候補であるのと同時にWBAによる暫定王座の更なる乱造の自制の意味合いのある措置である為。〕 。 2012年5月4日、ルヴァロワ=ペレのパレ・デ・スポール・マルセル・セルダンでWBO世界ミドル級暫定王座決定戦を行い、3-0(118-111、118-110が2者)の判定勝ちを収め、暫定ながらミドル級2冠を達成した。 2012年8月、トレーニング中に負傷したWBO世界ミドル級正規王者ディミトリー・ピログが復帰の目処が立たず、防衛戦が行えないため王座を剥奪され、空位となった正規王者にヌジカムが認定された。 2012年10月20日、バークレイズ・センターのダニー・ガルシア対エリック・モラレスの前座でピーター・クイリン(アメリカ合衆国)と指名試合を行い、0-3(3者とも115-107)の判定負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した〔“キッド・チョコレート”6度倒す圧勝 アレキサンダーはベイリー攻略 ボクシングニュース「Box-on!」2012年10月21日〕。 2014年10月1日、カリフォルニア州サンタモニカのバーカー・ハンガーでIBF世界ミドル級6位のカーティス・スティーブンスとIBF世界ミドル級挑戦者決定戦を行い、8回にダウンを奪うなど試合を優勢に進め、3-0(119-108、116-111が2者)の判定勝ちを収めサム・ソリマンへの挑戦権を獲得した。 2015年2月5日、ジャーメイン・テイラーの王座剥奪に伴い、IBF世界ミドル級3位のフェリックス・シュトルムとIBF世界ミドル級王座決定戦を行うよう指令を受けた〔Jermain Taylor stripped of his IBF middleweight title USATODAY.com 2015年2月6日〕〔 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年2月7日〕。 2015年2月9日、フェリックス・シュトルムがIBF世界ミドル級王座決定戦への出場を辞退した為、代わりにIBF世界ミドル級4位のビリー・ジョー・ソーンダースとIBF世界ミドル級王座決定戦を行うよう指令を受けた。 2015年2月12日、ビリー・ジョー・ソーンダースがIBF世界ミドル級王座決定戦への出場を辞退した。 2015年2月16日、ゴールデンボーイプロモーションズの副社長エリック・ゴメスが、ヌダムとゴールデンボーイプロモーションズがプロモートするIBF世界ミドル級5位のデイビッド・レミュー(カナダ)との間でIBF世界ミドル級王座決定戦を行うことをメディアに通達した〔 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年2月17日〕。 2015年6月20日、モントリオールのベル・センターでIBF世界ミドル級1位としてIBF世界ミドル級4位のデイビッド・レミュー(カナダ)とIBF世界ミドル級王座決定戦を行い、0-3(109-115が2者、110-114)の判定負けを喫しWBA、WBOに続くミドル級3冠に失敗した〔IBFミドル級はレミューが新王者、海外試合結果 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年6月21日〕。 2015年11月21日、パリのパレ・デ・スポール・ポルト・ド・ヴェルサイユでIBF世界ミドル級王者のサム・ソリマンとIBF世界ミドル級2位決定戦を行うと報道されたが〔Hassan N'Dam-Sam Soliman, IBF Eliminator Set, 11_21 BoxingScene.com 2015年9月21日〕、ルヴァロワ=ペレのパレ・デ・スポール・マルセル・セルダンでアヴタンディル・クルツィヅェに変更となり2010年10月30日以来5年1ヵ月ぶりとなる再戦でIBF世界ミドル級2位決定戦を行う予定だったものの〔Tippspiel KW 47 – 20.-26.11.2015 Boxen.de 2015年11月18日〕、同月13日に起きたパリ同時多発テロ事件により試合は中止となった〔N'Dam-Khurtsidze Card Cancelled Due To Paris Attacks BoxingScene.com 2015年11月20日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハッサン・ヌダム・ヌジカム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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