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ハッシウム()は原子番号108の元素。元素記号は Hs。超ウラン元素、超重元素である。安定同位体は存在しない。 == 歴史 == 1984年、重イオン研究所の線形加速器UNILACによるとらの鉛に鉄イオンを照射する実験〔Chemical investigation of hassium (Hs, Z=108) 重イオン研究所〕によって合成に成功した。 : 208Pb + 58Fe → 265Hs + 1n 1992年、IUPACとIUPAPによる合同作業部会の報告書によって認定されると、所在地であるドイツヘッセン州のラテン語名、ハッシア (hassia) にちなんでハッシウムが提案された。 本来なら発見者提案が優先されるはずだが、1994年に発表されたIUPACの超フェルミウム元素に関する報告書〔NAMES AND SYMBOLS OF TRANSFERMIUM ELEMENTS IUPAC〕では、オットー・ハーンにちなんでハーニウム (hahnium, Hn) となっていた。 これはアメリカ化学会が105番元素名として提案し、アメリカでは既に使用されていた名前だったが、105番元素の命名権はドゥブナ合同原子核研究所が得ていた。ドイツ化学会・ドイツ物理学会の抵抗と長い議論が続き、系統名のウンニルオクチウム (unniloctium, Uno) の使用が続いた。 1997年、IUPACは改めて報告書を出し〔NAMES AND SYMBOLS OF TRANSFERMIUM ELEMENTS IUPAC〕、正式にハッシウムと命名された。 2002年、スイスベルン大学でわずか7原子から酸化物、次いでオキソ酸塩を合成する実験〔Chemical investigation of hassium (element 108) アメリカ国立生物工学情報センター〕が行われ、化学的性質のいくつかが測定された。 : 269Hs + 2 O2 → 269HsO4 : HsO4 + 2 NaOH → Na2 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハッシウム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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