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ハナカエデ : ウィキペディア日本語版
ハナノキ

ハナノキ(花の木、学名 ''Acer pycnanthum'')はカエデ科カエデ属落葉高木。カエデの仲間である。ハナカエデとも言う。カエデ科は、新しいAPG植物分類体系ではムクロジ科に含められている。
== 特徴 ==
樹高は30mに達する。雌雄異株。冬芽は5-7対の鱗片が瓦重ね状に並び、濃紅色になる。花期は4月で、が展開する前に赤いを咲かせる。これが名前の由来となっている。花序は前年枝の葉腋に4-10個束状につく。雄花の花柄は長さ5-6mmになり上向き、花弁は0-5個、萼片は5個、雄蕊は5-6本あり、葯は黒紫色になる。雌花の花柄は長さ1-1.5cmになり垂れ下がり、花弁は4-5個、花柱の長さ4-4.5mm、退化雄蕊が5-6本ある。果期は6月。果柄は6-7cmに伸び、果実翼果で、分果の長さは2.5cmになり、翼果は直角から鋭角に開く〔『日本の野生植物 木本Ⅱ』p.8〕〔『樹に咲く花(離弁花2)』pp.382-383〕。
葉は対生する。葉身は長さ2.5-8cm、幅2-10cmの広卵形で、掌状の3脈があり、ふつう先が浅く3裂するが、ときに無裂のものもある。縁は重鋸歯になり、葉先は鋭くとがり、基部は浅心形から広いくさび形、裏面はふつう粉白色になる。葉柄は葉身の0.5-1.3倍ほどになり、長さ1.5-8cmになる〔〔。秋には鮮やかに葉が紅葉または黄葉する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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