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ハナコミカンボク : ウィキペディア日本語版
ハナコミカンボク

ハナコミカンボク (花小蜜柑木、''Phyllanthus leptoclados'') は、コミカンソウ科に属する植物。大きさも形もコミカンソウに似ているが、樹木である。分布は極めて限定されている。
== 特徴 ==
高さ20-40cmほどの落葉性の小低木で、全株にわたり無毛〔以下、主として初島(1975),p.370〕。茎は分枝が多く、小枝は稜があり、径が約1mm、先端近くからは側方に伸びる落下枝を多数広げる。落下枝は長さ7-10cmで斜め上向きに伸び、径0.5mm程度。小さな葉を左右二列に、密に互生し、見た目は羽状複葉に見える。托葉は長さ1mmの三角形、葉は卵状楕円形から楕円形、無柄、長さは7-13mm、幅4-6mm、膜質で先端は鈍く尖るか丸く、基部は左右不対称に丸まるか、やや心形にくぼむ。葉裏はやや白くなる。
花は単性で、腋生で落下枝の下に出る。雄花は萼片4、雄蘂は2、腺体は4個あって倒円錐形。雌花は萼片は6、卵形で先端は丸い。子房は球形で表面は滑らか、花柱は3個でそれぞれ前端は2つに分枝、腺体は6。室果は球形で径3mm、表面は滑らか。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハナコミカンボク」の詳細全文を読む



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