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ハニリイト ハニリイトとは、N88-BASICをはじめとするBASICで使われたコマンド「FILES」の各文字をJISキーボード上の対応するかなで置き換えたものである。 FILESはMS-DOSではDIRに相当し、ディスク上のファイル一覧を表示する。同様の置き換えとして、他にもスナミ(run)、モイスキイ(merge)、リニトカ(list)、ミイテ(new)、トントカイモ(system)、テニシカク(width)などもあった。また、DOSにおいてはシニス(dir)、ハラスモチカ(format)といったものが知られている。 ==発生の経緯== これらは 1バイトカナを入力する機会が多かった当時「かな入力モードを解除し忘れた」という状況で意図せず発生することが多く、ありがちな間違いとして知られていた。タッチタイピングによるキーボード操作であれば、視線は画面に注がれるため、本来これらの打ち間違いは起こりにくいはずである。しかし、パソコンの操作に熟達していない者はキーボード操作に視線を集中させることが多いため、入力モードが違っていることに気づかず、これらの誤入力が発生した。キートップを目で追いながら懸命に入力したものが意図せぬ誤入力となりエラー表示に失意を感じる一方で、入力されたカナ文字の羅列に何がしかの意味を見出そうとする者もおり、本項のような文字列は独特の文化を表すこととなった。 なお、画面上の文字表示を認知するよりも前にコマンド文字列の全てと、リターンキーを叩いてしまうほど高速タイプをする者についても、同様の打ち間違いを起こすことは多い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハニリイト」の詳細全文を読む
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