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ハネオレホソバエ
ハネオレホソバエ(翅折細蠅)は、ハエ目(双翅目)・ハネオレホソバエ科(Strongylophthalmyiidae)に分類される昆虫の総称。科のタイプ属は ''Strongylophthalmyia'' Heller, 1902で、属のタイプ種はウスホシハネオレバエ ''Strongylophthalmyia ustulata'' (Zetterstedt, 1844) 。 ==概要== 体長数mmの小型細身のハエで、世界から2属55種が記載されている〔Mitsuhiro IWASA and Neal L. EVENHUIS 2014. The Strongylophthalmyiidae (Diptera) of Papua New Guinea, with descriptions of five new species and a world checklist. Entomological Science 17, 96–105〕。2属のうち ''Nartshukia'' 属はベトナム産の1種が知られるのみで、他は全て ''Strongylophthalmyia'' 属に分類される。それらの多くは東南アジアなどの東洋区に分布するが、ヨーロッパから日本にかけての旧北区にも複数種が分布し、ニューギニアやオーストラリアにも未記載種を含む複数種が生息するという〔Evenhuis, 1996〕。また新北区(北米)からは永らく1種のみが知られていたが、2006年に新しい1種が記載された。 しかし南米やアフリカからは未だ知られておらず、かつてコンゴとマダガスカルから本科のものとして記載された2種は2000年にクチキバエ科に移されている〔Barraclough, D.A., The identity of ''Strongylophthalmyia'' Heller species (Diptera:Schizophora: Strongylophtalmyiidae) described from the Afrotropical Region, and their transfer to the family Clusiidae. ''Annals of the Natal Museum'' 41: 103-106. 2000年〕。日本からは2008年までに未詳種を含めてて ''Strongylophthalmyia'' 属の8種が報告されている。 これまでのところ、どの種においても人間との直接的な関わりは特に認められていない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハネオレホソバエ」の詳細全文を読む
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