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ハネナシコロギス
ハネナシコロギス(羽無蟋蟋螽、''Nippancistroger testaceus'')は、バッタ目コロギス科の昆虫。コロギスより小型で成虫になっても羽を欠く。 == 形態 == 体長15-18mm前後。メスはオスより大きい。体は赤みがかった黒褐色、頭部から前胸は橙色から黄褐色、脚は薄い赤褐色。前・中脚脛節には棘が並ぶ。この棘は捕食行動の際用いる他葉を綴る際抱え込むようにして滑り止めの役目を果たす。後脚はあまり長くなく、腿節もあまり膨らまない。このため跳躍力はさして強くないが、危険を感じると跳躍した後素早く走って逃げる。頭部には非常に長い触角を備え、複眼は黒色、単眼は退化している。羽も退化して完全になくなってしまっている。オスの腹部の横に小さな棘状の突起(やすりの代わり)が並んでおり、後脚腿節内側にある筋状の堅い部分と共に発音器の役割を果たす。産卵管は褐色で棒状。腹部とほぼ同じ長さで著しく上方に向かって反っている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハネナシコロギス」の詳細全文を読む
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