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ハバノリ : ウィキペディア日本語版
ハバノリ

ハバノリ(幅海苔、学名:)は、褐藻綱カヤモノリ目カヤモノリ科セイヨウハバノリ属に分類される一年生の海藻である。
== 特徴 ==
日本のほぼ全域の、外洋に面した海岸潮間帯によく見られる。秋に遊走子が岩などに着床し、晩秋に発芽、冬から春にかけて生育し、長さ15-25cm、幅1.5-5cm〔日本の海藻 p57〕くらいの緑色を帯びた黄褐色から赤褐色のへら型の海藻になる。藻体は膜質で葉状〔。初夏から夏に水温が上昇すると成熟し、外洋に流されて一生を終える。押し葉標本は台紙によく接着する。
近縁種にセイヨウハバノリ()があり、これが「ハバノリ」として販売されている場合もある〔冬磯の味覚「ハバノリ」(セイヨウハバノリの養殖方法について) - 徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究所〕。本種はハバノリよりもやや大きく、食味は区別が付かない〔セイヨウハバノリ - 三重大学 生物資源学部 藻類学研究室ホームページ〕。両種は形態的にも中間的な形質の個体が見つかっており、検討が必要とされている〔海藻図鑑 (千葉大学)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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