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『ハプスブルク万歳!』(ハプスブルクばんざい、)作品408は、ヨハン・シュトラウス2世が作曲した行進曲である。発表年は1882年だが、作曲年は1881年である〔井上(2009) p.285〕。 == 概要 == 1282年12月、初めてハプスブルク家から選出された神聖ローマ皇帝ルドルフ1世は、プシェミスル家からオーストリア、シュタイアーマルク、ケルンテンを没収した。それから600年後の1882年、オーストリアがハプスブルク家によって統一されてから600年となることを記念して、帝都ウィーンで大祝典が催されることとなった〔 渡辺(1997) p.155〕。 ワルツ王ヨハン・シュトラウス2世とその弟エドゥアルト・シュトラウスは、ともに「宮廷舞踏会音楽監督」の称号を持っていた(ヨハン2世はすでに1871年1月に役職を弟エドゥアルトに譲っていたが、称号はそのままだった)。そのため、ふたりはこの祝典のために新曲を作って、それぞれ音楽会を開いて披露せねばならなかった〔。 ヨハン2世は、『ハプスブルク万歳!』という題名のもとに、父親ヨハン・シュトラウス1世の『皇帝讃歌』『オイゲン皇子行進曲』『ラデツキー行進曲』などを適当に組み入れてこの行進曲を作り上げた。1882年12月17日、ヨハン2世自身の手でにて指揮演奏された〔。 なお、当楽曲はその後のシュトラウス楽団のレパートリーには入っていない〔 渡辺(1997) p.156〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハプスブルク万歳!」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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