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ハプスブルク家 : ウィキペディア日本語版
ハプスブルク家[はぷすぶるくか]

ハプスブルク家()は、現在のスイス領内に発祥したドイツ系貴族の家系。
古代ラテン人の有力貴族であるユリウス一門カエサル家)の末裔を自称し、中世の血縁制度を利用した政略結婚により広大な領土を獲得、南ドイツを代表する大貴族に成長した。中世から20世紀初頭まで中部ヨーロッパで強大な勢力を誇り、オーストリア大公国オーストリア公国)、スペイン王国ナポリ王国トスカーナ大公国ボヘミア王国ハンガリー王国オーストリア帝国(後にオーストリア=ハンガリー帝国)などの大公国王皇帝の家系となった。また、後半は形骸化していたとはいえ、ほぼドイツ全域を統べる神聖ローマ帝国(ドイツ帝国)の皇帝位を中世以来保持し、その解体後もオーストリアがドイツ連邦議長を独占したため、ビスマルクによる統一ドイツ帝国から排除されるまで、形式的には全ドイツ人の君主であった。ヨーロッパ随一の名門王家と言われている。
家名の「Habsburg」の発音は、(ハープスブルク)とドイツ語では発音される〔英語での発音は、「Habsburg」:(ハプスバーグ)。〕。ただし日本では慣用表記・読み方であるハプスブルク(もしくはハプスブルグ)が多く使われる。
スペイン語ではアブスブルゴ家(Casa de Habsburgo)となる。ルドルフ1世以来オーストリアを本拠としたことから、スペイン系を含めて「オーストリア家」(ドイツ語:Haus Österreich, スペイン語:Casa de Austria, )とも呼ばれる。

==主な人物==

*神聖ローマ皇帝 (断続的に1273~1806), ドイツ国王,〔962~1806.〕、ローマ王ハインリヒ2世 (1014–1024)〕
*オーストリア君主 (公爵として1278~1453;オーストリア大公として1453~1806/1918)
*ボヘミア君主 (1306–1307, 1437–1439, 1453–1457, 1526–1918)
*ハンガリー国王 , クロアチア国王 (1526–1918)
*スペイン君主スペイン・ハプスブルク朝 (1516–1700)
*ポルトガル君主(1581–1640)
*ガリツィア・ロドメリア王国君主 (1772–1918)
*トランシルヴァニア元首 (1690–1867)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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