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ハプティクス : ウィキペディア日本語版
ハプティクス

ハプティクス: )とは、利用者に振動、動きなどを与えることで皮膚感覚フィードバックを得るテクノロジーである。触覚技術: haptic technology)とも。そのような機械的刺激をコンピュータシミュレーション内で仮想オブジェクトを作る補助として使うことができ、仮想オブジェクトを制御したり、機械などの遠隔制御()を強化したりできる。「視覚におけるコンピュータグラフィックスと同じ役割を皮膚感覚で果たす」と説明されてきた。ハプティクスを応用したデバイスは、そのインタフェース上にユーザーが与える力を計測するセンサを組み込んでいることもある。
ハプティクスを使って微妙に制御された触覚を伴う仮想オブジェクトを作ることができ、それによって人間の触覚がどのように働くのかという研究を可能にした。そういったオブジェクトで、それまで困難だった人間の触覚機能を体系的に精査できるようになった。そうした研究ツールは、触覚とその背後にある脳機能がどのように働くのかを理解することに貢献している。
''haptic'' という語はギリシア語の (''haptikos'') に由来し、「触覚について」という意味であり、さらにはギリシア語の「触る」を意味する動詞 (''haptesthai'') が語源である。
== 歴史 ==
初期のハプティクスの応用例として、大型航空機動翼を操作するのにサーボ機構を使った例がある。そのようなシステムは「一方向」の傾向があり、動翼に空気力学的外力が加わっても制御側では感知できないことが多い。そこで、そのような外力をシミュレートするためにばねと錘が使われた。それ以前のサーボ機構を使っていない軽量な航空機では、失速しそうになると空気力学的バフェッティング(振動)がパイロットの操縦桿で感じられていたため、それが危険な飛行状態への便利な警報になっていた。この操縦桿の震えはサーボ機構では感じられない。この感覚刺激の代替として迎角を測定し、それが失速の危険のある角度にまで達したとき "stick shaker"(アンバランスな回転する錘)が起動して操縦桿を振動させる。これを「フォースフィードバック」と呼ぶ。フォースフィードバックは試験的に油圧ショベルにも実装されており、土や粘土の中に大きな岩が埋まっているような場合に操縦者にそれを感じさせることができ、作業効率向上に寄与している。
1973年、Thomas D. Shannon が触覚電話の特許をアメリカで取得している〔http://www.google.com/patents?id=uMMtAAAAEBAJ&pg=PA1&lpg=PA1&dq=tactile+telephone+patent+thomas+shannon&source=bl&ots=gLutl2_hTx&sig=MxVX294trpCSeLNghCseRrZtc8A&hl=en&sa=X&ei=3M0sUP-IDOGvyQGXvoCgDg&sqi=2&pjf=1&ved=0CDEQ6AEwAA#v=onepage&q=tactile%20telephone%20patent%20thomas%20shannon&f=false〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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