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ハマヒサカキ : ウィキペディア日本語版
ハマヒサカキ

ハマヒサカキ(浜姫榊、学名:''Eurya emarginata'')は、ヒサカキ属の常緑小高木である。海岸近くに多く、同属のヒサカキより葉がまるく、分厚く、光沢があり、乾燥などに強い。海岸林に一般的な小高木で、風当たりの強い海岸林で密な林冠を構成するものの一つである。名前も海岸のヒサカキの意味である。
別名イソシバ
潮風や乾燥に強いことから街路樹として用いられることがある。ヒサカキのような宗教的な利用はなされないため、知名度はヒサカキより低い。
== 特徴 ==
常緑低木で、高さ5mくらいまで。直径も20cmほどになるが、根本から枝を出すことが多い。樹皮は灰色がかった褐色、新しい枝は褐色で時に毛が生えており、二年目から皮目を生じる。
葉は倒卵形で先端はわずかにくぼみ、基部はくさび形、長さ2-4cm。葉質は厚くて硬い。表側は深緑色で強い光沢があり、縁は波状の鋸歯があるが、葉の縁が裏側に反り返るため目立たない。小枝はやや横向きに出て、葉が二列に並び、水平に広がる。この点はヒサカキも同じだが、葉が密生しているためこの種でその印象が強い。
花は10-12月に葉腋に1-3個束生し、下向きにつく。白い五枚の花弁はツボ状に寄り添う。果実は径5mm、丸くて黒く熟する。花のつく枝ではほとんどすべての葉の根元にずらりとつく。プロパンガスに付けられた臭いと似ているので騒ぎになることがある〔静岡でガス臭?騒ぎ 原因は植物「ハマヒサカキ」 - 『静岡新聞NEWS』2013年11月27日〕。
実は黒色で鳥が好んで食べに集まってくる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハマヒサカキ」の詳細全文を読む



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