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ハマル=ダバン山脈(Хама́р-Даба́н)はバイカル湖の南を東西に延びる山脈。 ==概要== イルクーツク州とブリヤート共和国に跨っており、多くが両者の境界である。ブリヤート語でхамарは「鼻」、дабанは「上り坂、峠」の意。バイカル湖岸をハマル=ダバン山脈に平行してシベリア鉄道(東シベリア鉄道局(en)(ВСЖД)管轄区域)が通る。 ハマル=ダバン山脈の北部は沿バイカルで最も湿潤な地域(年間降水量約1200mm)で豊かな植生、南部はツンドラ植生が主。森林は針葉樹が殆どで太古からの生き残りのポプラ林、カバノキ、高高度では高山草地、ハイマツ、ヒメカンバが見られる。 山脈の中部に1968年にバイカル自然保護区が創設された。 最高峰はバイシント=ウラ(Байшинт-Ула;2995m)。もっとも人気がありアクセスしやすい山がチェルスキー峰(пик Черского;2090m)で毎年何千もの観光客が訪れる。 ハマル=ダバン山脈は多くの湖を有する。最大でよく知られているのはソボリノエ湖(Соболиное озеро)。小さなものにパトヴォエ湖(Патовое озеро)、チョルトヴォ湖(Чёртово озеро)など。 主な河川はウトゥリク川(Утулик)、スネージナヤ川(Снежная)、テムニク川(Темник)、ハラ=ムリン川(Хара-Мурин)。 主な生息動物はヒグマ、ヘラジカ、オオカミ、キツネ、リス、ヨーロッパオオライチョウ、ホシガラス、キツツキ、エゾライチョウ。川にはカワヒメマス ( Grayling ) 、レノック (Lenok)、ローチといった魚が棲む。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハマル=ダバン山脈」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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