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『ハリスの旋風』(ハリスのかぜ)は、週刊少年マガジン1965年16号から1967年11号に連載された、ちばてつやの漫画作品。また、それを原作としたテレビアニメ。リメイク作品として『国松さまのお通りだい』がある。タイトルはカネボウハリスのスポンサードを受けていた事から社名使用の承認を取得したことに由来する。 == ストーリー == 主人公石田国松は屋台のラーメン屋を営む石田家の長男。かつて一家は静岡でラーメン屋を営んでいたが、国松が札付きの乱暴者で、これまで多くの学校を退学になり、一家も住んでいられなくなり東京に引っ越してきた。 ある日、名門ハリス学園に勤める岩波剛三とトラブルになり、なんとノックアウトしてしまう。この様子を見ていた学園長はその運動神経に着目し、よさを伸ばしながら矯正しようと入学を勧める。最初は逆らうものの不思議な力を持った園長の言いなりに入学、岩波の担任するクラスに編入する。なお、岩波とのトラブルは最初から園長の想定内であった。 転校後はやくも同級生の剣道部員・横地伊三郎や不良の伊野久弥と喧嘩になる。その暴れっぷりに着目した運動部がこぞって勧誘に来るが、国松が出した入部の条件は「弁当を差し出すこと」だった。また、隣の席の朝井葉子とは喧嘩友達となる。しかし、その横地が剣道部員から制裁を受けたことで義憤を感じ、単身乗り込んで敵を討つ。 その後は持ち前の運動神経を活かして野球部、剣道部、ボクシング部、そしてサッカー部で活躍し、どの部も大会で優勝させてしまう。どの部でも最初はトラブルを起こすが、何故かどの部の幹部も国松に惹かれていく。 サッカー部在籍時、ハリス学園の理事長であるカスタード・プリンとふとしたことでトラブルになり、サッカー部は解散命令、国松は退学処分を受ける。しかし、全校生徒の嘆願や国松の身を挺しての直談判などでサッカー部の解散は取り消し、国松もその後暫くして許される。サッカーの全国大会に出場したハリス学園は、決勝戦で宿敵・三和田学院を下して優勝。プリン理事長に見込まれた国松はアメリカの本校への留学が決まる。全校生徒の盛大な見送りを受け、羽田から渡米する。 国松とは、主人公の「石田国松」からとったものであり、読売ジャイアンツ選手・コーチを経験した国松彰の伝記やモデル作品ではない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハリスの旋風」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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