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ハリスツイード(Harris Tweed)は英国王室御用達のツイードである。スコットランドのアウター・ヘブリディーズ諸島で入手されたヴァージンウールを使用して、島民によって手作業で染色、紡績をし、一枚一枚手織りされている。そしてハリスツイード協会によって決められた厳しい基準をクリアしたもののみハリスツイードと認められる。また認められたもののみオーブの商標が与えられる〔。 == 歴史 == ; 1846年 : レディ・ダンモアがハリス島の職人にマレイ・タータンをツイードで織らせる。出来が良く周囲の評判も良好であった。また彼女の熱心な営業、生産方法改善により更に売り上げを伸ばし、ロンドンでも販売されるようになる。 ; 1903年 - 1911年 : ハリスツイードは社交界での需要も増えていくようになった。1903年から1906年の間に北のルイス島でツイードを織る産業が本格化した。増え続ける注文に対応するために新しい設備が作られた。また模造品から保護するために1905年に制定された登録商標法に基づきハリスツイードの名前の登録を申請。1909年に登録され、1910年に付与された。そして1911年からストーノウェイ会議で定められた紡績機械によって作られハリスツイード協会によって認められたものにのみオーブの商標が与えられるようになる。 ; 1990年代 : 1990年代初頭には二重幅織機、織工の再訓練など新しく、より厳しい品質基準を導入した。それによってより柔らかく、軽いツイードを作ることで近代化に着手した。 : 1993年にイギリス国家は伝統的な織物の衰退を避けるため、ハリスツイード条例を制定する。ハリスツイードの技術や製品は国際的な保護のもとに置かれるようになる。 ; 2011年 : オーブの商標を使用してから100周年の記念として限定のブラックレーベルが作られる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハリスツイード」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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