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ハルウララ
ハルウララ（1996年2月27日 - ）は日本の元競走馬。連戦連敗があまりに続いたため、かえって人気を呼び、ブームを巻き起こした。
== 経歴 ==
=== 誕生・デビュー前 ===
ハルウララは1996年2月27日、北海道三石町歌笛（現・新ひだか町三石歌笛）にある信田牧場で誕生した。場長の信田信義によると、幼少期から小柄で臆病な馬であったという〔岡本2004、20-21頁。〕。信田はハルウララをセリ市に上場したが買い手がつかず〔岡本2004、21頁。〕〔櫻井他2004、63頁。〕、信田牧場がみずから所有する形で競走馬となり、高知競馬でないと勝負にならないという理由から、高知競馬場の調教師宗石大に預託した〔櫻井他2004、63-64頁。〕。宗石は、ハルウララを引き受けたのは信田への義理からであったと述べている〔重松2004、24頁。〕。入厩当初のハルウララは鞍を装着しようとすると暴れる、腹帯を締めようとすると地面にひっくり返る、運動をさせようとしても動こうとしないなど非常に手のかかる馬であった〔吉川2004、85-88頁。〕。宗石はみずからハルウララを装鞍に慣れさせることなどに取り組み、ある程度改善がみられたところで厩務員になったばかりの藤原健祐を担当厩務員に指名した〔吉川2004、93頁。〕。ハルウララは次第に藤原にだけは懐くようになった〔吉川2004、94頁。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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