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ハルシャ・ヴァルダナ(Harsha Vardhana, 590年 - 647年)は、古代北インド最後の統一王朝であるヴァルダナ朝の大王(在位:606年 - 647年)。シーラーディトヤ(Siilāditya、漢語文献では戒日王)と号した。グプタ朝滅亡後の混乱のうちにあった北インドを統一した文武両面に秀でた名君のひとり〔シュルバーグ(1973)〕。 == 生涯 == === 即位 === 550年ころ、グプタ朝が「白いフン族」と呼ばれたエフタルの侵略によって滅亡すると、北インドは分裂状態に陥った。 ヴァルダナ朝はデリー北方のスターネーシュヴァラ(ターネーサル)の出身であり、ハルシャの祖父王アーディトヤ、父王プラバーカラの間、フーナ、マールワの両地方を抑えて国勢を拡大した〔京大『東洋史辞典』(1961)〕。兄王ラージャ・ヴァルダナがベンガル地方(金耳国、カルナスヴァルナ)の支配者シャシャーンカの奸計による不慮の死を遂げたあと、606年、16歳でデリー北方に所在する父祖伝来のターネーサルの王国と、義弟の死で空位となったマウカリ朝の領土とを合わせたガンジス川上流域の大国の王位についた〔『南アジアを知る事典』(1992)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハルシャ・ヴァルダナ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Harsha 」があります。 スポンサード リンク
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