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ハルノタムラソウ : ウィキペディア日本語版
ハルノタムラソウ

ハルノタムラソウ ''Salvia ranzaniana'' は、アキギリ属の植物の1つ。小型の植物で、春に小さな白い花を付ける。
== 特徴 ==
小柄な多年生草本〔以下、主として佐竹他(1981),p.81〕。は直立して高さ10-20cmほど、は1-2回羽状複葉で、地表近くに集中し、ロゼット状に広がる。下の方の葉ほど長い柄があり、その基部には開出する毛が目立つ。小葉の縁には少数の鋸歯がある。
花期は4-6月。花茎は普通は単独だが、よく育った株では枝を出すこともある。萼は唇形、長さは5-8mm、紫色を帯びることもある。内側中央付近に毛が環状に生える。花冠は長さ約8mm、白い。
花糸の先端はT字になり、その一方の端に細長い葯を付ける。4個の分果は夏の間は永続性の萼の中にあり、熟すとこぼれ落ちる〔牧野(1961)P.531〕。
和名は春の田村草の意味だが、田村の謂われはわからないとのこと〔牧野(1961)P.531〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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