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ハルパゴルニスワシ
ハルパゴルニスワシ(、学名:)は、かつてニュージーランドの南島に生息していた大型のワシ。ハースト・イーグル (Haast's Eagle) という名でも知られる。ニュージーランドの原住民であるマオリ族には Pouakai、より一般的には Hokioi、または Hakawai と呼ばれる大型猛禽類の伝承があり、それは本種に由来しているとも言われる〔:「その鳥は姿を見せないが、非常に大きな羽音を立てる、そのためマオリ族はそれが大きく強力な鳥とし、巨大なワシの姿と考えた。」という伝承がある〕。 翼を広げた長さが3メートルに達したとも言われる史上最大級の猛禽類だった。一説には同じく巨大な鳥類として知られるモアを捕食していたとも考えられ、ニュージーランドにマオリ族が入植し、乱獲によってモアが絶滅した後、本種も西暦1500年頃には絶滅したと考えられている。 == 概要 == ハルパゴルニスワシは、ユーリウス・フォン・ハースト (Julius von Haast) によって初めて生物学的に分類され、その後、骨の発見場所(Glenmark Estate )の所有者であるジョージ・ヘンリー・ムーア (George Henry Moore) にちなみ と命名された。 発掘された骨格から推測される体重は、メスで10-15キログラム、オスでは9-10キログラムほどと考えられている。全高はメスで140cm以上、オスでも90cm以上とされ、さらに翼幅はおおよそ2.6-3mほどに及んだと考えられている。翼幅そのものは巨大だが、現存する猛禽類の体重比率からすると決して突出した数値ではなく、ニュージーランドの密林で狩猟を行う際に、この幅の短さを役立てていたとも推測されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハルパゴルニスワシ」の詳細全文を読む
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