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ハーゲンダッツジャパン株式会社は、日本においてハーゲンダッツブランドのアイスクリームなどの製品を製造・輸入・販売する企業。 ハーゲンダッツのオランダ法人、高梨乳業およびサントリーホールディングスの3社による合弁会社である。 == 沿革 == ハーゲンダッツのブランドと事業を1983年に引き継いだピルスベリー社(Pillsbury)は、その前後からハーゲンダッツの海外展開を進めた。1982年にはカナダ、1983年には香港およびシンガポール、1990年にはイギリス、フランス、ドイツに進出している。このような中で、1971年に発売したレディーボーデンなどの高級アイスクリームが成功していた日本にも進出が検討されたが、当時の日本はアイスクリームの輸入を制限していた。このため、原料の入手など製造面の能力が評価されたタカナシ乳業および販売能力などが評価されたサントリーと共同で、1984年8月にハーゲンダッツジャパンが設立された。 1984年10月より首都圏のデパートと高級スーパーマーケットで販売を開始。同年には国内1号店となる「ハーゲンダッツショップ 青山店」をオープン。翌1985年には横浜や東京・原宿、大阪や神戸、京都にも直営店を展開。若者の行列など盛況ぶりがマスコミで取り上げられた。 1990年にアイスクリームの輸入が自由化されると、パイントやガロンなどの大型品やバーの輸入を開始。また国内市場の需要に合わせ、日本ではミニカップの生産を強化。コンビニエンスストアでの販売を開始した。 1991年にはハーゲンダッツとしては世界初のテレビコマーシャルを開始。幸福感などのイメージを訴求し、雑誌などの広告では品質管理や原材料へのこだわりなどをアピールする戦略をとった。 一方、1997年には希望小売価格を販売店に強制するなどの行為で、公正取引委員会より独占禁止法第19条違反の勧告を受けた。 2013年1月時点で、ハーゲンダッツショップ数は全国1府3県で4店舗(うち1店舗は季節限定店舗)だったが、その後店舗閉鎖が加速し、千葉県浦安市のショッパーズプラザ/ダイエー内にあった新浦安店が同年4月25日をもって閉店となったことにより日本から常設型の店舗は無くなる。 アウトレットモール等で期間限定の店舗では小売店での販売終了品の在庫を販売するが、コーンやカップでのアイスクリーム提供やパフェ等の商品は販売しない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハーゲンダッツジャパン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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