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ハートレス : ウィキペディア日本語版
ハートレス

ハートレス(''Heartless'')は、スクウェア・エニックスコンピュータゲームキングダム ハーツ』シリーズに登場する架空の生物である。
== 概要 ==
シリーズを通して物語に最も多く登場する敵。人の心の闇が膨らみ続けて完全に闇に染まると、その心はハートレスという怪物と化す。そしてハートレスは人の心の闇に反応し、心を奪って次々と増殖してゆく。知性は乏しく、基本的には心を奪うという本能のみで行動する。別称「心なきもの」。『KH』のストーリー序盤でのレオン達の説明では「心を失った者達」とされていたが、正確に述べるならば「自らの心の闇に打ち敗れた心のみの存在」である。
遥か昔から数は少ないものの存在していたが、本編開始から10年ほど前に賢者アンセムが心の研究を始めたことにより爆発的に増加し、幾つもの世界を闇に飲み込んでいった。事態を憂慮したアンセムは実験を中止するが、闇に惹かれていた6人の弟子に無の世界へと追放され、以降も実験は継続された。この内、1番弟子であるゼアノートは師であるアンセムの名を自ら名乗るようになり、さらに自身がハートレスになれば本能のみで動くハートレスをも統率できると考え、肉体を捨ててハートレスとなっている。他の5人の弟子も同じようにハートレスとなっているが、人型を保ったままハートレスとなったのはゼアノートだけだった。
それぞれの世界には「」と「鍵穴」があり、その奥にはその世界の心が存在している。より大きな心を求めるハートレスが目指すのは世界の心であり、心を奪われた時その世界は闇に飲まれて崩壊する。しかし伝説の武器である「キーブレード」で鍵穴を閉じられてしまえば二度とその世界の心には辿り着けなくなるため、ハートレスはキーブレードの所有者を狙い続ける習性を持つ。
賢者アンセムの仮説によると自らの意思でハートレス化した場合は、以前の記憶や姿や自我が残るらしい。例として、以前の記憶と姿を保ったままハートレスとなったゼアノート、姿はハートレスとなったもののかすかに自我を保っていたソラが確認されている。『KH2』では スカーが自らの意思でも無いにも関わらずハートレス化した際に姿を保っていたが、自我を保っているかは不明。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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