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ハートワーク
『ハートワーク』(Heartwork)は、イギリスのエクストリーム・メタルバンド、カーカスが1993年に発表した4作目のスタジオ・アルバム。メロディックデスメタルというジャンルを代表する作品として評価されているが〔Heartwork Turns 20 - Stereogum - article by Justin M. Norton - 2014年5月19日閲覧〕〔Carcass Reunited After Much Trial and Tribulation | West Coast Sound | Los Angeles | Los Angeles News and Events | LA Weekly - 2014年5月19日閲覧〕〔CARCASS | BeatRoute Magazine - 2014年5月19日閲覧〕、ジェフ・ウォーカーは2013年のインタビューにおいて、カーカスがメロディックデスメタルの創始者だという一般的な認識に対して不快感を表明し、デスメタルにメロディを導入したのではなく「シン・リジィやアイアン・メイデンの伝統的なハーモニーを導入した」と語っている〔Jeff Walker of Carcass: Songwriter Interviews - songfacts.com - 2014年5月19日閲覧〕。 == 背景 == 前作『屍体愛好癖』(1991年)と同様、マイケル・アモットを含む4人編成でレコーディングされたが、本作ではジェフ・ウォーカーが単独でボーカルを担当し、ビル・スティアーはギターに専念している〔CD英文ブックレット内クレジット〕。表題曲「ハートワーク」は、アモットが作ったリフを元にスティアーがデモを完成させ、その後ウォーカーが歌詞を付けるというプロセスで生まれた〔。ウォーカーは2013年のインタビューで、この曲について「ビルが言うには、奴が手を付ける前はエントゥームドっぽいリフだったけど、ビルがテンポを変えて、ハーモニーを付けて、見事にちょこちょこといじり回したんだよ」と語っている〔。 本作のジャケット及び「ハートワーク」のミュージック・ビデオには、H・R・ギーガー作の彫像「Life Support 1993」が使用された〔H.R. Giger's Greatest Album Cover Art Pictures – Carcass, 'Heartwork' | Rolling Stone - 2014年5月19日閲覧〕。ギーガーによれば、この彫像は本作のために製作したわけではなく、まず作品が先にあって、その後バンドから使用許可を求められたという〔ALBUM COVERS - HRGiger.com - 2014年5月19日閲覧〕。 本作のレコーディング終了後、マイケル・アモットがバンドを脱退。残された3人は1993年9月に「ディス・イズ・ユア・ライフ」と「ロットンロール」の2曲を録音し〔Carcass - The Heartwork EP (CD) at Discogs 〕、これらはイギリス盤EP「The Heartwork EP」及び日本企画のミニ・アルバム『臓器移植』に収録された。そして、本作に伴うワールド・ツアーにはアメリカ人ギタリストのマイク・ヒッキー(元ヴェノム)が参加した〔THE METAL OBSERVER - Review - CARCASS - Swansong - 2014年5月19日閲覧〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハートワーク」の詳細全文を読む
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