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バイエルン王 : ウィキペディア日本語版
バイエルン国王[ばいえるんこくおう]

バイエルン国王()は、1806年から1918年までバイエルン王国(現在のバイエルン州およびプファルツ)を統治したヴィッテルスバッハ家の君主の世襲の称号である。約1000年以上前にカロリング朝下でのバイエルン王国が存在したので、これは2番目の王国ということになる。
== 概要 ==
1805年12月26日フランス皇帝ナポレオン1世神聖ローマ皇帝フランツ2世との間でプレスブルク条約が結ばれ、ナポレオンと同盟していた幾つかの公国選帝侯国王国への昇格を認められた。その中の一人であるバイエルン選帝侯マクシミリアン4世1806年1月1日にバイエルン国王マクシミリアン1世と称した。マクシミリアン1世はプファルツ(ライン宮中伯)系ヴィッテルスバッハ家の支流であるプファルツ=ツヴァイブリュッケン=ビルケンフェルト家の出身であった。
マクシミリアン1世や後継者たちはドイツナショナリズムに抵抗し、プロイセンオーストリアに脅かされるドイツ連邦の諸邦の指導者として第三極的立場にあった。普墺戦争では宗教的な繋がりからオーストリア側に就いて敗れ、ルートヴィヒ2世はプロイセンと同盟(実質的にはバイエルンの主権の制限)を結んだ。
1870年11月23日の条約でバイエルンは新生ドイツ帝国に統合されたが、比較的自治が認められた。バイエルン国王は独自の称号、外交権、国軍を有していた。第一次世界大戦末期の1918年ドイツ皇帝廃されると、最後の国王ルートヴィヒ3世は退位した。
なお、バイエルン王の称号はしばしばカロリング朝の君主も用いていた。詳しくはバイエルンの君主一覧を参照。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「バイエルン国王」の詳細全文を読む



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