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バクテリオファージMS2 : ウィキペディア日本語版
バクテリオファージMS2[ばくてりおふぁーじえむえす2]

バクテリオファージMS2(以下MS2)は正20面体の一本鎖 (+) RNAウィルスである。MS2は大腸菌に感染する〔van Duin J, Tsareva N. Single-stranded RNA phages. Chapter 15 (pp. 175-196) in: Calendar RL (ed.), The Bacteriophages (Second Edition). Oxford University Press, 2006.〕。

==歴史==
1961年、MS2はAlvin John Clarkによって単離され、バクテリオファージ f2とよく似たRNAを持つファージである事が分かった〔Davis JE, Strauss JH, Sinsheimer RL. Bacteriophage MS2: another RNA phage. 1961 November 3; 134(3488):1427.〕。そして1972年、Walter FierをはじめとするチームによってMS2 coatタンパク質(キャプシド形成タンパク質)遺伝子の完全長シークエンス解析が行われた〔Min Jou W, Haegeman G, Ysebaert M, Fiers W., Nucleotide sequence of the gene coding for the bacteriophage MS2 coat protein, Nature. 1972 May 12;237(5350):82-8〕。その後、1976年にMS2は完全長のゲノムを読まれた初めてのウィルスとなった〔Fiers W, Contreras R, Duerinck F, Haegeman G, Iserentant D, Merregaert J, Min Jou W, Molemans F, Raeymaekers A, Van den Berghe A, Volckaert G, Ysebaert M., Complete nucleotide sequence of bacteriophage MS2 RNA: primary and secondary structure of the replicase gene, Nature. 1976 April 8;260(5551):500-7.〕。また、これらのシークエンスはRNAレベルで決定されていたが、これに続き、DNAを用いたゲノムシークエンスがバクテリオファージΦX174で達成された〔Sanger, FF, et al. 1977. “Nucleotide sequence of bacteriophage phi X174 DNA.” Nature 265(5596): 687-95.〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「バクテリオファージMS2」の詳細全文を読む



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