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バクトリア語[ばくとりあご]
バクトリア語(バクトリアご)は、中央アジアのバクトリア(現在のアフガニスタン北部、別名トハリスタン)を中心とする地域で使用された言語。インド・ヨーロッパ語族のイラン語群に分類される。 == 歴史 == バクトリア語は、クシャーナ朝(1世紀 - 3世紀)の時代から8・9世紀ごろまで使われた。 紀元前4世紀のアレクサンドロス大王以来、バクトリア地方ではギリシア人の支配が続いたが、紀元前2世紀後半になると月氏などが侵入した。クシャーナ朝でははじめギリシア語を公用語としていたが、カニシカ1世のときにバクトリア語を公用語に改めた〔。文字としてはひきつづきギリシア文字を使用したため、バクトリア語はイラン語派中唯一ギリシア文字で筆記される言語になった。 クシャーナ朝は勢力が広かったため、バクトリア語もインド北部から中央アジアのトゥルファンに至る地域まで使用された。 エフタルの侵入後もバクトリア語は使われつづけたが、7世紀のアラブ人の侵入を経て絶滅した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バクトリア語」の詳細全文を読む
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