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『バスカッシュ!』(BASQUASH!)は、サテライト制作のアニメ。テレビシリーズアニメとして2009年4月から2009年10月まで毎日放送(MBS)ほかで放送された。 == 概要 == 大型ロボットに搭乗して行う、バスケットボールを基にした架空のモータースポーツ〔のコメントより。ただし、モータ-スポーツは「機械的な乗り物を用いて行われる、“速さを競う競技”であるため、作中で描かれる競技・バスカッシュはモータースポーツの定義からは外れる。〕と、それを取り巻く環境やドラマ、陰で進行する出来事といった事柄を描いたロボットアニメ。 元々は日仏合作アニメ『オーバン・スターレーサーズ』を手がけたフランス人クリエイター、ロマン・トマがサテライトにオリジナル企画を持ち込み、河森正治がその世界観を気に入った、というところから企画が始まる〔「この人に話を聞きたい 第180回 ロマン・トマ」『アニメージュ』2015年10月号、徳間書店、2015年、126頁。〕。ロマンの原案は「ちょっとファンタジーな世界で、普通のバスケットをやっている」ものだったが、河森が「ロボットに乗ってバスケをする」というアイデアを加えた〔。さらに河森は従来のスポーツ・ロボットアニメが根付いていない理由を、「コートの中でスポーツしているから」と分析し、舞台を街中に設定し、ストリートバスケとスカッシュを組み合わせた〔河森正治 『河森正治 ビジョンクリエイターの視点』、キネマ旬報社、2013年、178頁。〕。ロマンは主役メカの「ビッグフット」をデザインしたほか、フランスから呼び寄せたクリエイターらと共に美術全般を担当した。フランスデザインチームは以後のサテライト作品でも重要な仕事を果たすことになる。 本作では作品のコンセプトとして「ジグザグにパスされるストーリー」を掲げており、どこへ向かうのか予測不能な展開や、ジャンル分け不可能な内容、行き詰った若者が直線ばかりではなく、ジャンプしたりジグザグに進んだりすることで道を見つけ出すような立体的なドラマといった作品性が志向されている。放送中のテコ入れにより監督が板垣伸から佐藤英一へ交代するという出来事があったものの、そうした路線は新体制でも踏襲された。 また「シューズデザイン協力」として、スポーツ用品メーカーであるナイキとのコラボレーションを行っており、劇中に登場する競技用ロボットが履いている脚部のパーツの意匠や、登場人物が履いているシューズのデザインには、ナイキの市販商品の意匠が使用されている〔。登場人物の衣装もアパレルブランドとコラボレートしており、ナイキ、時知らず、katieのアイテムからスタイリストの三田真一がセレクトしている〔『EYESCREAM 2009年10月号』 USEN 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バスカッシュ!」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Basquash! 」があります。 スポンサード リンク
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