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バターミルク (buttermilk) は、乳製品であり複数の異なった飲み物を指す。もともと、バターミルクとは、クリームからバターを作った後に残った液体であり、これを伝統的なバターミルク (traditional buttermilk) と呼ぶ。 さらに、中東、インド、アメリカ合衆国南部等の温かい地域で作られる様々な酸味を持つ発酵乳のことも指し培養バターミルク (cultured buttermilk) と呼ばれる。寒い地域であるが、スカンジナビア半島やドイツ、ポーランドでも培養バターミルクはよく飲まれる〔Got Buttermilk? By CHRISTINE MUHLKE Published: April 22, 2009〕。 酸性バターミルクはミルクにレモンジュースなどの食用の酸を加えたものと定義され、バターミルクの代用品としても使用される。主な作り方としては小さじ1杯のレモンジュースに1カップの牛乳を混ぜ10分程度凝固するのを待つ、がある。 これらバターミルクの酸味は、牛乳の中の酸の量による。酸味は主乳酸菌がラクトースを発酵させる際に副産物として作られる乳酸に由来する。乳酸が作られると牛乳のpHは低下し、主要なタンパク質であるカゼインが凝固し、カードや凝固乳となる。この過程で、バターミルクは通常の牛乳よりも濃くなる。一般に、伝統的なバターミルクよりも、培養バターミルクの方が濃い。バターミルクはそのまま飲む他に、ソーダブレッドなど料理にも使用される。 == 伝統的なバターミルク == 元来バターミルクとは、牛乳をしばらく置いておくことで、牛乳から分離したクリームをチャーニング(撹拌)しバターを作る時に残った液体のことであった。このバターを作る過程において牛乳の中に自生する乳酸菌によって酸味が生まれる。この過程が行われる1つの理由は、pHの低いクリームの脂肪は新鮮なものよりもまとまりやすく、バターの分離が容易になるからである。酸性の環境は、他の有害な微生物の生育を阻害し、品質保持期限も長くなる。 インドやパキスタンの家庭では、ダヒ(ヨーグルト)から作られたバターミルクが現在も一般的に使用されており、さらに "chaas"、"chaaNch"、"chaach" と呼ばれるスパイシーなバターミルクが飲まれている。これらの伝統的なバターミルクは西洋諸国ではほとんど見られなくなっている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バターミルク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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