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バッカラ : ウィキペディア日本語版
バカラオ

バカラオ(、 バカリャウ、 バッカラ)は、タラ(鱈)の塩漬け干物、またはそれを用いた料理を指す。南ヨーロッパ諸国、スペインポルトガルの植民地であった中南米諸国、そしてタラの捕獲地である北欧諸国を中心に食べられている。
==概要==
スペイン語圏において、単にバカラオというとタラを指すが、むしろ塩漬け干ダラのバカラオ・エン・サラソン(Bacalao en salazón)を意味することが多い。
漬けにして乾燥した場所で数ヶ月保存する。1匹丸ごと保存加工されたタラの塊はバカラーダ(bacalada)と呼ばれ、ほぼ三角形の形をしている。主な生産地は北欧諸国と北アメリカの北東部である。保存性の高いバカラオは航海中の食料に向き、三角貿易で盛んに取引されたため、タラの産地から遠いブラジルや西インド諸島西アフリカでもよく食べられている。かつては庶民的な食材であったが、1990年代タイセイヨウダラの資源量が激減して以来、価格が上昇した。
同じく塩蔵されるタラ科スケトウダラ属の魚ポラックPollock)とよく混乱されるが、バカラオはタラ科マダラ属の魚(英語:Cod 、コッド)を用いる。 また北欧諸国ルーテフィスクLutefisk)は乾燥させた鱈を灰汁で柔らかくゼリー状にしたもので、塩蔵はしていないため、バカラオとは異なる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「バカラオ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bacalhau 」があります。



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