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バックトルクリミッター : ウィキペディア日本語版 | バックトルクリミッター バックトルクリミッター(back-torque limiter)は、回転による動力の伝達経路において出力先から逆に伝達されるトルクを制限する機構である。 == オートバイでの利用 == オートバイに用いられるバックトルクリミッターは、多板クラッチユニットの内部に内蔵される機構である。スリッパークラッチ(slipper clutch)やスライダークラッチ(slider clutch)とも呼ばれる。 オートバイは減速によるピッチングモーメントによって後輪の接地荷重が大きく減少し、エンジンブレーキがかかった際に後輪が滑りやすい。特にレース走行などでは減速度が大きく、素早いシフトダウンによってエンジンブレーキが強くかかる状況が多い。エンジンブレーキによる後輪のスリップを抑制するため、後輪から伝達されるトルク(バックトルク)を自動的に制限するバックトルクリミッターが装備される。ただし、完全に伝達を遮断してしまうとエンジンブレーキが一切効かない状態になるため、バックトルクリミッターはクラッチを半クラッチ状態にしてエンジンブレーキの効き具合とのバランスをとられている。 自動車においては、オートバイ用エンジンを搭載したレース専用車両に搭載されている場合もある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バックトルクリミッター」の詳細全文を読む
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