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バルカ家[ばるかか]
バルカ家(、、、)は、古代地中海世界で発展したカルタゴの名家である。ただしこの用語はバルカ一族を学術的にまとめるために後世の歴史家が作り出したものである。この一族は第一次ポエニ戦争の敗戦後、イベリア半島の植民市の建設に大いに貢献した。その影響で現在でもイベリア半島、北アフリカの地名(現在のキレナイカ)にその名が残っている。 == 概説 == 伝説によれば、バルカ家の祖先はカルタゴの女王にしてカルタゴの創始者ディードーと言われている。しかしカルタゴが破壊され、ローマも滅んで久しい現在となっては、学術的にその血統のルーツは分かってはいない。紀元前3世紀の時点ではカルタゴでのバルカ家は支配者階級のひとつであり、恐らくローマの地中海進出が、交易で成り立つカルタゴの国益に反すると感じていたと思われる。そして第一次ポエニ戦争の敗北後、来るべき再戦に備えイベリア半島の経営に乗り出した。 バルカ家はイベリア半島の多くの都市を建設した家系でもあり、その名は現在のスペインの地名に多く見受けられる。その中でも最も顕著な例がカルタヘナであり、ここはバルカ家がイベリア半島統治の本拠として『カルタゴ・ノウァ(新しいカルタゴ)』を建設した場所である。またスペインのバルセロナもそのひとつである(その源流はFCバルセロナの愛称『バルサ()』にも見られる)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バルカ家」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Barcid 」があります。
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