|
バルカス () は、旧東ドイツの商用車メーカー。カール=マルクス=シュタット(現ケムニッツ)にあった旧 Framo company の生産設備を国営企業化することで誕生した。「バルカス」とは古代カルタゴの名将ハンニバルの姓であり、元来は「雷光」という意味である。〔伸井太一『ニセドイツ〈1〉 ≒東ドイツ製工業品』社会評論社、2009年 P44〕 == 製造車 == 1969年から1991年にかけてB1000という名のバン・トラック・バス(ミニバス)を製造していた。B1000は、第二次大戦前のDKW製3シリンダー・2ストロークエンジン車の系譜を引く車として長年製造されていた。しかし、製造中止前の短期間に生産されたB1000/1と呼ばれるモデルでは、フォルクスワーゲンからライセンス生産の認可を受けて造られた4ストロークエンジンに置き換えられていた。総計で、B1000は17万5,740台が、B1000/1は1,961台がそれぞれ製造され、配送車、消防車、救急車、さらにはドイツ人民警察やシュタージ(秘密警察)の護送車としても使用されていた。〔伸井太一『ニセドイツ〈1〉 ≒東ドイツ製工業品』社会評論社、2009年 P45〕 ファイル:Barkas B 1000.jpg|Barkas B-1000(ミニバス) ファイル:Barkas_camper_van_conversion.jpg|Barkas B1000(キャンピング用のバン) ファイル:Barkas B1000.JPG|Barkas B-1000(消防車) ファイル:Barkas B1000 Pritsche.jpg|Barkas B1000 HP(トラック) ファイル:Bundesarchiv B 145 Bild-F089036-0034, Köthen, Polizeitransporter Barkas.jpg|人民警察仕様 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バルカス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|