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バルサ (Balsa, ''Ochroma lagopus'') は、アオイ目パンヤ科の高木。一属一種。「バルサ」はスペイン語で「いかだ」の意味。木材としては非常に軽く、模型などに使われる。 ==特徴== 南米の熱帯地域からメキシコ南部が原産。成長が早く、樹高は 30 メートルに達する。常緑樹であるが、乾季が長い場合は落葉する。葉は掌状でやや裂葉し、長さ 30-50cm ほどとなる。 幹は木目が粗く、非常に軽く軟らかい材木になる。バルサの密度は約 140 kg/m3 ほどで、だいたい 100-200 kg/m3 の範囲にあり、これは一般的な木材の約 1/3 である。このため、バルサは模型や浮き、救命胴衣などに使用されている。「コンティキ号」もバルサで造られていた。 太さ数十cmのバルサ原木は、縦横十字に割られた後、一方の面に平行に製材される。 従って、板材は年輪に直角に切り出されたものから、徐々に斜めになり、最後には年輪と平行な板目になる。 板の面と年輪が直角に近いものは「Cカット」「コーター・グレイン」などと呼ばれ、幅方向に曲がりにくく、狂いにくい材料である。これは柾目であり、1本の原木から少ししか取れないので貴重品である。柾目のバルサは、表面にマダラ模様がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バルサ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ochroma pyramidale 」があります。 スポンサード リンク
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